センター長挨拶/Message from Director
データサイエンスや人工知能などの情報技術の活用により、データを知識化し、幅広い専門分野の人々と連携することで、新たな価値を創造していく。
近年、ICTやIoTの発展により、世界中で生成されるデータの量が爆発的に増えています。米国の調査会社IDCによると、2022年に全世界で101ゼタバイトのデータが生成され、2026年には2倍以上の221ゼタバイトのデータが生成されると予測されています。このようなデータの溢れる現代社会において、データを収集・処理・分析して、そこから有用な価値を創出するデータ科学(データ駆動型)の研究開発の推進が重要となっています。
このような背景のもと、東京情報大学では、本学の専門分野に関連する多種多様なデータから有益な情報を抽出し、知識として利活用するデータ科学の研究開発を推進するため、2020年に先端データ科学研究センターを設置しました。
先端データ科学研究センターは、多種多様なデータを活用した先端的な研究活動とそれを支援する情報基盤を提供し、学内の教職員・学部生・大学院生だけではなく、他大学や研究機関・企業などとも連携することで、データ科学の研究を推進する研究拠点になることを目指しています。現在、当センターは、複数の研究ユニットから構成されており、ユニット内・ユニット間での連携のもと、先端的な研究活動を進めるとともに、大学1・2年次に本格的な研究を体験できる「早期研究体験プログラム」やデータを利活用した研究構想を競う「データサイエンス研究構想コンテスト」などを通して、次世代のデータサイエンティストの育成にも取り組んでいます。
今後、新たに多種多様な研究分野の教職員・学部生・大学院生、研究機関や企業の方々にご参加頂き、様々な研究活動や人材育成を進める所存です。皆様のご支援とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
東京情報大学総合情報学部
先端データ科学研究センター
センター長 花田 真樹